2011-09-01
摩周湖まで自転車で登ってみた。
交通量が少ない朝早くを狙って行動する。準備は汗拭き用のタオルを首に巻いただけ。(あとで水を用意すればよかったと後悔した)遠くに見える摩周の山をめざし出発。宿から川湯まではなだらかな上り坂が続きちょうどよい準備運動になる。いよいよ国道を右に曲がり山頂までの長い上り坂が始まった。原生林を切り開いたアスファルトの道は、森の奥から朝靄の白いひんやりとした空気が私を呑み込むように押し寄せてき、頂上に早く到着したいと焦る気持ちを落ち着かせる。私の予想では頂上まで90分。まず、身体に90分動かし続ければ大丈夫だ!と命令をした。それからあきらめない、自転車を止めない!ことを意識した。あとは坂の先を睨んでペダルを踏んだ。道路わきの森には自転車でないと気づけなかった沢山の大木を目にしながらシャカシャカと漕ぎまくった。途中の見晴らしの良い路肩では関西ナンバーのバイクに腰を掛けて本を(おそらく文庫本だった)読んでいる青年がいた。良い時間の使い方をしているな、と感心しながら先を目指す。あと少しで頂上だ、というところで前方からスピードを上げてチャリダーが下りてきた。一瞬0.5秒の擦れ違いだったがどちらかともなく手を上げた。これは朝の「おはよー」の挨拶ではなく自転車ならではの(お疲れ様、あと少し、気を付けて、頑張って)が詰まる0.5秒。一段と力がわいた瞬間だった。そしてやっと展望台に到着!久しぶりの朝の摩周湖の湖面には大空の雲の細やかな動きまでもがくっきりと映り、恐ろしく静かだった。