2012-08-20
ふだん履
クレソンを摘みに湧水の出ている沢に入ると、足元に冷たい感触を感じたとたんに長靴の底からツーと水が入ってきた。まいったな・・・宿までグチャグチャ音をたてながら帰ってきた。
この長靴にはお世話になった。宿のオープン前、釧路で測量のアルバイトをしたときに買った靴。この靴を履いて色んな測量現場に連れて行ってもらった。
大変だったのが山の測量。連日阿寒の山に入り道なき道を突き進んでいく。「これ熊の寝どこじゃないですか」「んーそうかもな」「やばくないですか」「気をつけよう」・・・そして爆竹をパンパンパン。
またあるときは冬の羅臼で測量をしながら、落雪(なだれあと)の雪の密度の検査。
なだれ跡をみつけたら、ひたすらその場所を地面まで掘り進む。深い所は3メートル以上の深さ、圧迫感と恐怖心も出てくる。50センチ置き位に雪の採取、そして計量とその地点の測量。一日やっていても5個の穴を掘るのがやっとだったような気がするな。
それからずーと履いてきた長靴、とうとうお別れどきか。