1/14
静寂と音
むずむずする気持ちを押さえて準備をし、
大まかな方角を決めて出発する。
今日のテーマは「ふくろうの寝床を探す」
雪原はウサギやキツネの足跡が縦横無尽についていて、、、昨夜の宴は盛り上がったのかと想像するとまた楽しい。
山を越え谷を越え、ずんずん進むと松やナラの木は太くなり、日が届かず薄暗くなってくる。
足を止めると、、、いろんな方向からコンコンコン、コンコンコン、コンコンコンとキツツキの音が聞こえてきて、
まるで大工さんの作業場かと思うほどだった。
太陽が傾きかけてきたのでUターン。
自分の足跡だけが頼りの帰り道。
森の中からキャンと鹿が鳴いたので足を止める。
鹿を確認できないがまた鳴いた。
木々をすり抜けてくる鳴き声は、、、車のドアを開けるときの電子音にも似ているな、、、と、ふと思った。
結局見つけられなかったけど、森の中は上等な音と空気が流れていた。