2004-12-06

いよいよ・・・

低気圧が通過し道東地方にまとまった降雪の天気予報が出されてから、いよいよ・・・と心積もりをしつつ、朝を迎えると、ちゃっかり約束通りに、どさんと雪の丘や山があちらこちらに出来ていた。辺りの木々の枝も行き場のない雪を、重たそうに背負っているかのようだ。さて、とりかかるか!と自分で自分に言い聞かせるように気負いたって、その気持ちがしぼまないうちに除雪に勇み立つ宿主だった。「とうとう来ちゃいましたね!」や「いよいよ・・・ですね・・・!」が同じく外に出てこられたご近所の方々とのあいさつ言葉となった。恐らく皆、今朝のまとまった雪の光景から今年初めの滅多にない大雪の体験が思い出されてしまうのか、ただただ雪捨て場に寄せる作業を黙々と繰り返した。雪の降り始めのいつものシーズンのように陽気な気分はどこかに追いやられてしまい、雪だるまを作って飾ることを、すっかりと忘れて、除雪作業が終わりほっと安堵した頃にふと思い出すほど、雪を捨てることに追われる今年初の冬の大仕事となった。そして明日には必ず、きっと、今シーズン初の全身筋肉痛を味わうこととなろう。


2004-11-25

とうとう雪化粧・・・

すっかりと木々の葉っぱが落ち切り、一層寒々しい様子の風景に雪の気配が待ち遠しかったこの頃、今朝はとうとう雪化粧した風景が拡がっていた。昨日までの枯れ果てて刺々しかった景色にふんわり質感の白い雪が重なると柔らかさと温かみが加わり、「時」が形を変え、昨日までの「時」の流れに奥行きが合わさったような感じで再び流れ始めたように思えた。今の時季の美留和は特に「時」が現実の時計から開放されたように流れる。うれしくて散歩してみた。空気はきゅっと冷たく身もこころも引き締まるようで気持ちよかった。


2004-10-27

初雪と鶴の佇まい

オレンジや紅の装いを楽しむことをしないままいっせいに樹木の葉っぱたちが落ちた。去年観た目の裏側に眩しさが残る迫ってくるような艶やかさは無く、今年のそれは台風による潮風の塩害の影響か樹木から溢れる精気も少なく、まるで病気になっているかのような、荒廃した風景に変わりつつあった今朝は、うっすらと所在無さげに降りかけたかのような初雪の景色が拡がっていた。美留和の今の空は青く、地上は柔和で明るい光に輝き渡っているのに、優しく包んであげれるほどの雪もないまま、元気をなくした剥き出しの植物や木々たちの姿が余計に際立った。買出しの途中の道端に今年も丹頂鶴たちが飛来し始めていた。秋の深まりを待たず冬の気配に佇む丹頂鶴たちも哀しげな感じがした。晴れた空の下、花びらほどの薄片で舞う雪の中、私たちにはどうすることもできない自然の在り方に畏怖の念を抱いた。樹木や植物たちはどんな自然環境の変化にさえもただただ沈黙して融合している。いつ何が自分の身に起こっても、そっくりそのまま許容し沈黙したまま融合できるだろうか・・・再び畏怖の念に包まれた。