2004-06-13
天窓掃除の醍醐味
昨晩のお客様が美留和の空に拡がるこぼれ落ちそうな星やぽっかりと浮かぶお月様をとても楽しみにお越し下さっていたということを聞いたばかりの宿主、今晩のお客様にもしっかり楽しんで頂こうとガラスクリーナーと雑巾を持ち、宿の屋根に登っていった。屋根の上から見渡せる今の四方の景色に圧倒されたのかなかなか降りてこなかった。是非この景色を見せたいからとデジカメを持って再び屋根に登って行った。自然に囲まれた美留和であることは分かっていたもののデジカメに収められた目線を変えた写真から、本当に手付かずの自然が残っている土地であることを再び思い知った。ついこの前まで葉っぱの緑色がひとつもなかった真っ白の冬景色が見事に変化していて自然の移り変わりが時の流れを作っているように思えた。濃い緑からのマイナスイオンたっぷりの空気と草刈りしたばかりの宿の庭の匂いの中「ハイジ(アルプスの少女ハイジ)のベッドはこんな匂いなんだろうなあ・・・」と珍しくおしゃべりになる宿主だった。

硫黄山・・・車で15分

ビラオスキー場

オブタテシケ山



摩周湖・・・車で15分
2004-06-03
どこもかしこもにぎやか
美留和はどこもかしこもにぎやか。カッコウ、ツツドリ、オオジシギ、フクロウなど、思わず耳を傾けてしまう特徴のある愉快な歌声、カエルの大合唱、セミの自己主張にたくさんの種類の虫たちの遊泳飛行と乱舞など、木々や草花だけでなく多くの仲間たちが、待ってました!とばかりに活動的。買出しの途中、色んな動物たちにも出くわした。3頭で円くなり草を食べるわけでもなくただただじっーと寄り合いをしている不思議な光景の馬たち、丈の短くなった草をリズミカルにブサッ、ブスッとまるで根ごと引き抜いているかのような音をさせながら噛み千切り永遠に食べ放題の羊さん、ペアで振り返りモデルなみのカメラ目線の鹿さん2匹、そしてどこにでも必ず一人はいそうなお人好しでサービス精神旺盛の牛さんとその他大勢の普通の牛さんたち。他にももっとたくさんの命の音があって都会に負けないくらい、いや、それ以上ににぎやかかもしれない。良く耳を澄ませているうちに雲の流れる音、空気の流れる音、時間の流れる音まで聞こえてきそうな感じだ。




2004-05-14
家庭菜園となごみの場
日中は20℃近くまで気温が上昇するようになった美留和では草木がぐんぐんと音をたてるかのような勢いで一気に芽吹き出した。この時期の自然は毎日変化があり、生命のエネルギーで溢れ、にぎやかな感じがする。今年こそは家庭菜園での作物を食したいと土作りから張り切って、取りかかった。家庭菜園初心者なので初心者でも失敗しにくく、そして美留和でも育ちそうなハーブ類を選んで植えた。玄関アプローチ部分には野花の種まきもした。そして、午後からは玄関脇の小スペースにまくら木とレンガを敷き詰めてみた。宿主の思い描いているものに近づくようにああでもない、こうでもないと何度か敷き詰めてはやり直しの繰り返しを続け、夕日が差す頃、ついに小さな「なごみの場」が完成した。なごみの場から種まきした庭を見渡すと、その草花の種が根づき、育っていくイメージが広がった。一つひとつの顔をちゃんと見分けられるようになりたいなと思った。早速たっぷりの水を注ぎながら数日後には芽を出すであろう草花に何やら話しかけている様子の宿主だった。



