2004-07-17
見えているもの、いないもの
木漏れ日でキラキラしている緑の早朝、散歩に出かけられたお客様が戻り着かれるなり「こんなに大きな蕗の葉っぱがありました!」と、ご一緒にお泊りだったご家族の方々も呼び寄せ見せて下さった。持たせてもらうと、蕗の葉を傘代わりにしているカエルのような気分になった。道端そこらじゅうに生えている蕗の葉っぱの道路に毎日出かけているのに、まさか実際の葉っぱがこんなに大きいなんて、お客様以上に驚いた。「こんなもんいっぱいそこらじゅうに、いや、もっと大きいのもありましたよ。」というお客様の言葉に、見ていながら観ていなかったことにはっ!とした。聞いていながら聴いてないこともあるかも・・・。知っていながら知覚してないかも・・・。何でもそうだろうが、経験や想像力を通じて本当によく観たとき、聴いたとき、知ったとき、こころのときめきや痛みや悲しみまでをも含めたありのままをそっくりそのまま受け容れることができるようになる気がする。物事はその時々の自分の目と空を飛ぶ鳥の目と地を這う虫の目で広く深く見つめたいな・・・と思った。


お客様(おばあちゃんとお母さん)と蕗、娘さんとお婿さんは2Fから撮影
2004-06-13
天窓掃除の醍醐味
昨晩のお客様が美留和の空に拡がるこぼれ落ちそうな星やぽっかりと浮かぶお月様をとても楽しみにお越し下さっていたということを聞いたばかりの宿主、今晩のお客様にもしっかり楽しんで頂こうとガラスクリーナーと雑巾を持ち、宿の屋根に登っていった。屋根の上から見渡せる今の四方の景色に圧倒されたのかなかなか降りてこなかった。是非この景色を見せたいからとデジカメを持って再び屋根に登って行った。自然に囲まれた美留和であることは分かっていたもののデジカメに収められた目線を変えた写真から、本当に手付かずの自然が残っている土地であることを再び思い知った。ついこの前まで葉っぱの緑色がひとつもなかった真っ白の冬景色が見事に変化していて自然の移り変わりが時の流れを作っているように思えた。濃い緑からのマイナスイオンたっぷりの空気と草刈りしたばかりの宿の庭の匂いの中「ハイジ(アルプスの少女ハイジ)のベッドはこんな匂いなんだろうなあ・・・」と珍しくおしゃべりになる宿主だった。

硫黄山・・・車で15分

ビラオスキー場

オブタテシケ山



摩周湖・・・車で15分
2004-06-03
どこもかしこもにぎやか
美留和はどこもかしこもにぎやか。カッコウ、ツツドリ、オオジシギ、フクロウなど、思わず耳を傾けてしまう特徴のある愉快な歌声、カエルの大合唱、セミの自己主張にたくさんの種類の虫たちの遊泳飛行と乱舞など、木々や草花だけでなく多くの仲間たちが、待ってました!とばかりに活動的。買出しの途中、色んな動物たちにも出くわした。3頭で円くなり草を食べるわけでもなくただただじっーと寄り合いをしている不思議な光景の馬たち、丈の短くなった草をリズミカルにブサッ、ブスッとまるで根ごと引き抜いているかのような音をさせながら噛み千切り永遠に食べ放題の羊さん、ペアで振り返りモデルなみのカメラ目線の鹿さん2匹、そしてどこにでも必ず一人はいそうなお人好しでサービス精神旺盛の牛さんとその他大勢の普通の牛さんたち。他にももっとたくさんの命の音があって都会に負けないくらい、いや、それ以上ににぎやかかもしれない。良く耳を澄ませているうちに雲の流れる音、空気の流れる音、時間の流れる音まで聞こえてきそうな感じだ。



