2004-01-03

お客様の作品

昨年より何度も足を運んで下さっているお客様の作品。手作りしてみました・・・とわざわざお持ち下さり、頂いたもの。箱を開けた途端に苺の甘い新鮮な香りがいっぱい漂い、しばらくうっとり。苺好きな宿主は実にうれしそう。お菓子は見ているだけでこころを弾ませてくれるような不思議な力を持つ。このままずっと飾ってとっておきたいくらい美しくかわいい作品を眺め、しばらくの間、幸せな気分を楽しませてもらった。消灯前、宿主から露天風呂に来るように呼ばれ行ってみると、天然岩の上で灯に照らされキラキラしている一羽のウサギがいた。こちらもお客様の作品。こういうささやかで何気ない遊びこころの感性とセンスに宿主はくーっ!と参ってしまう。消えないでこのままここで冬を越してもらいたいと思ってしまうほど愛嬌のあるウサギだった。


2003-12-25

Merry Christmas! Feliz Navidad!

国籍の違う友人からいくつかのクリスマスを祝う言葉とこころ温まるメッセージのカードが届き、今日はイエス・キリストの誕生を祝う伝統的記念日であることを改めて思った。ここ美留和にいると商店街の飾りやライトアップなどのクリスマスをアピールするような商業効果も全く届かないせいか、いつも通りの静かな日を迎えている。宿も特に変わりなくいつもと同じようにお客様をお迎えする。でも、もしかすると、お客様にとっては特別な思いでお越し下さる方もいらっしゃるかもしれない。世界中の数多くの人々の色んな思いの集まるこの特別な記念日に、美留和のゆるりとした時の流れと空気にささやかな思いを乗せた。お客様にとってもきっと、自分のそばにいる人のために、あるいは遠く離れた人のために、家族のために、ほんの少しでも思いを漂わすことのできる和みのときが過ごせるといいなあ・・・と思いながら、最後のデザートまで丁寧に今の時季、特に今日はクリスマスらしさを表現する宿主だった。


2003-12-21

雪だるま作り日和

美留和は快晴で昨夜まで降り続いた辺り一面の雪原に陽の光が反射し、さらに眩しい朝を迎えた。お客様をお見送りしてから張り切って雪かきにとりかかった。しばらく雪を積んでは運ぶの繰り返しを続けてみたが一向に片付く気配のない雪の量。まだまだ!と思いながら続けているうちに、ふと、雪だるまを作ればコロコロ転がすうちに雪かきを兼ねるので良いのではないか?と思いついて挑戦することとなった。しかし、雪の質があまりにも上等で本州のように簡単に雪だるまが作れないことが判明した。雪はたくさんあるし大人の大きさの巨大雪だるまが軽く5~6個は出来るだろうと見積もっていたが、小さなボール状にするのも一苦労。それでも頑張って、やっと60~70cmくらいの雪だるまが完成した。1つだと何となく悲しげだったのでもう一つ増やした。二つ並べてみると、何だか愛嬌があって自然と笑いがこぼれる。いつの間にか夢中になって中断していた雪かきだったが、雪だるまを眺めながら再び精を出した。