2004-01-06

美留和の雪景色

宿の大窓からの夜の雪景色をささやかにほんの少しだけ飾ってみた。この季節-20℃になる美留和ではバケツに水を入れて一晩置くと次の朝頃、周りだけが筒のように凍りアイスキャンドルに丁度良い氷の入れ物が出来る。出来たアイスキャンドルを雪の穴の中に入れて下から灯の光を放ってみた。ゆらゆらと揺れる灯の光に反射しキラキラとした雪の世界が映し出されると、思わず外に出てみたくなった。さらさらと降るその雪が木の枝の細い部分までを包み込み、まるで音のない世界のようで、雪原を歩く時には音をさせないで静かに歩かなくてはいけないような気にさせられた。雪と灯が融合した景色の-20℃を肌で感じる世界は気持ち良かった。次第にこころだけはあたたまっていくように思えた。いつまでも眺めていたかったが手のひらに最後の温もりが残っているうちに、また足音を立てないよう静かに宿の中に戻った。


2004-01-03

お客様の作品

昨年より何度も足を運んで下さっているお客様の作品。手作りしてみました・・・とわざわざお持ち下さり、頂いたもの。箱を開けた途端に苺の甘い新鮮な香りがいっぱい漂い、しばらくうっとり。苺好きな宿主は実にうれしそう。お菓子は見ているだけでこころを弾ませてくれるような不思議な力を持つ。このままずっと飾ってとっておきたいくらい美しくかわいい作品を眺め、しばらくの間、幸せな気分を楽しませてもらった。消灯前、宿主から露天風呂に来るように呼ばれ行ってみると、天然岩の上で灯に照らされキラキラしている一羽のウサギがいた。こちらもお客様の作品。こういうささやかで何気ない遊びこころの感性とセンスに宿主はくーっ!と参ってしまう。消えないでこのままここで冬を越してもらいたいと思ってしまうほど愛嬌のあるウサギだった。


2003-12-25

Merry Christmas! Feliz Navidad!

国籍の違う友人からいくつかのクリスマスを祝う言葉とこころ温まるメッセージのカードが届き、今日はイエス・キリストの誕生を祝う伝統的記念日であることを改めて思った。ここ美留和にいると商店街の飾りやライトアップなどのクリスマスをアピールするような商業効果も全く届かないせいか、いつも通りの静かな日を迎えている。宿も特に変わりなくいつもと同じようにお客様をお迎えする。でも、もしかすると、お客様にとっては特別な思いでお越し下さる方もいらっしゃるかもしれない。世界中の数多くの人々の色んな思いの集まるこの特別な記念日に、美留和のゆるりとした時の流れと空気にささやかな思いを乗せた。お客様にとってもきっと、自分のそばにいる人のために、あるいは遠く離れた人のために、家族のために、ほんの少しでも思いを漂わすことのできる和みのときが過ごせるといいなあ・・・と思いながら、最後のデザートまで丁寧に今の時季、特に今日はクリスマスらしさを表現する宿主だった。