2003-10-22
晩秋の昼下がりに
「行く秋」とは良く言ったもので、木々の葉っぱがひらひらといっせいに落ち始め、ここ数日であっという間に樹の部分が目立ってきた。お昼時、近くの牧草地では、牛さんたちが寝転がり日向ぼっこをしながら最後の紅葉を満喫しているかのようなのどかな風景に出くわした。紅葉も終わりにさしかかり、雪虫(ゆきむし)も飛んでいた。雪虫の飛ぶ姿が雪に似ていて、この虫が飛び始めると、冬がもう、すぐそこまでやってきていることを北国の人たちは感じる。早いもので美留和に越してきてそろそろ一年。全部の季節を通し過ごしてみて、秋の深まった目の眩むような紅葉のあでやかさに包まれて時を過ごせる贅沢に感謝しつつ、でも、やはり辺り一面真っ白で凛として時が止まっているかのような静かな冬の景色が一番好きかな・・・と独りごちて今年最後の秋の景色を惜しみながら冬の気配を感じとっている宿主でした。

2003-10-12
宿の大きな一枚の風景画
昨夜から今朝にかけてお泊りになったお客様のうちお一組様はご結婚30周年記念日ということでいらして下さった。そして、もうお一組様は新婚旅行を兼ねていらして下さった新米のご夫婦。今の季節、夜も昼も宿の大窓が一枚の大きな風景画と化す。窓際でゆったりと景色を眺めながら過ごして頂きたいと、夜はご年配のご夫婦にさらさらと柔かい月の光が舞い降りる中でお食事をしながら静かなひとときをお過ごし頂き、朝は若いご夫婦に朝露で一段とくっきりした黄金色の紅葉に包まれながらゆっくりと朝食をとって頂いた。両方のご夫婦にとって、お宿かげやまでお過ごし頂いたひとときが素敵な想い出となりますように・・・


2003-10-08
観楓トレッキング
朝晩の冷え込みが厳しくなり、ここ2~3日で辺りの山々が随分と色あでやかになってきた。宿主は近所の友人たちと約7.5kmの森の中をトレッキング。おにぎり(鮭、梅、昆布)をこしらえ、おやつと緑茶をリックに詰めてうれしそう。実際の森の中はあでやかな黄色、オレンジ、紅色の部分が5~6分くらいになっており、自然の美しすぎる配色に感動した。身体中の筋肉が緊張を緩めて、マイナスイオンたっぷりの空気と紅葉のあでやかなシャワーに包まれ気持ちよく、何度も深呼吸した。樹齢数百年かであろう木々を目の当たりにすると自分たちは、まるで風景画の中に描きこまれた、ちっぽけな人間像そのもの。森の草木に限らず自然は私たちをリラックスさせて、また謙虚な気持ちにもさせてくれる。美留和の紅葉は今週末から来週にかけて見頃となることだろう。


